2009年7月20日月曜日

黒百合平、麦草峠、中山


2009/07/19-20   (画像をクリックすると拡大表示されます)
*.「ピラタスロープウェイ」は 「北八ヶ岳ロープウェイ」 に名称変更されています。
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[標高] 中山 m 丸山 m
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[標準コースタイム]
渋の湯-(2:00)-黒百合平-(0:40)-中山-(0:45)-高見石-(0:20)-丸山-(0:40)-麦草峠-(0:15)-大石峠-(0:30)-出逢いの辻-(0:30)-五辻-(0:40)-ピラタスロープウェイ
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[実際の時刻]
渋の湯(11:30)-黒百合平(14:10)-(キャンプ)-中山(6:00)-高見石(7:15)-丸山(8:00)-麦草峠(8:55)-出逢いの辻(10:15)-ピラタスロープウェイ(11:30)
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中央線茅野駅に向かう途中のお天気は不安定で、雨が降ったり晴れ間が見えたりの繰り返し。
好天することを期待して渋の湯行きバスに乗りましたが、降りた時には殆ど望みは無し。

風が強く荒涼とした雰囲気で、旅館の前もひとけが感じられません・・・・登山者数名だけが別の生き物のように動いています。
それでも樹林帯に入ると風は遮られて、北八が岳特有の苔むした道をゆったりした気分で登れます。

時々下りてくる登山者の殆どは雨具をつけているので、上の状況を聞いてみると雨はそれほどでもないとのこと。
傾斜は始めの40分位が少し急で、その後はやや緩やかになりました・・・・急登というほどのところは無さそう。
北八が岳に良く見られるごろごろした岩の道で、標高を稼ぐに連れて岩のサイズも大きいものが目立って来ます。
黒百合平近くなると、あちこちの岩と岩の間に澄んだ水が溜まっていて、浸みこむように静かに下へ移動しています・・・・たぶん雨の日特有の現象でしょう。
もののけ姫に出て来る「ししがみの森」を思い出します。

樹林帯で遮られていた風も、黒百合平付近では強くなって視界も悪く、とても天狗岳に登るお天気ではありません。
今日の行程はここまでにしてテントを張ることに決定・・・・すでに幾つか張られています。
2人で張るのも大変で、風に煽られて手間取っていると、隣のテントのご夫婦が手伝ってくれました。
テントを張った後には激しい雨・・・・スコールのような短い時間ですが。

後で聞いた話では、ピラタスロープウェイも停止状態で、3時頃の麦草峠は相当な豪雨だったとか。
畳くらいの大きさの木製の台が幾つもあり、その上にテントを設営できるので、背中は平らで温かく快適な寝心地でした。

黒百合ヒュッテのトイレは新しくきれいで、我輩も使っていいんだろうかと一瞬戸惑ったほど。

今回の第一目標は天狗岳なので翌早朝には登りたいと思い、コースをどう変更するか考えてみました。
・・・・が、カミサンの足の長さを考慮しながら地図で時間計算すると、どうしても帰りのバスへの連絡が悪くなります。
急げば間に合いますが、時間を気にして歩いても面白くないので、やむを得ず天狗岳はあきらめました。

黒百合平は写真などで見ると広そうですが、人間が歩ける部分はそれほどでもなく、平らな土地の多くはクロユリの咲く湿原が占めています。キャンプ地のすぐ隣からロープ1本隔てて湿原が拡がっています。

黒百合ヒュッテではここから流れてくる水を使っていて、水場に置いてある柄杓ですくって飲んでみるととても美味しい。
帰りの電車内でカミサン曰く・・・・「水を持って帰ってコーヒーを淹れてみたかった!」

早朝にテントを撤収して歩き出すとすぐに中山峠で、天狗岳の東峰が見えています。
昨日とは打って変っていいお天気!
中山方面にほんの少し登ると天狗岳西峰も見えてきました(背後は硫黄岳)

稲子岳の岸壁も迫力があり、雲海の向こうには金峰山や甲武信岳が浮かんでいます。
黒百合平の標高が既に2400mくらいあるので、2496の中山山頂までそれほど長くはかかりません。
道は緩やかで時々シャクナゲの咲き残りがあります。

山頂標識のある地点からの眺めは無く、少し北側に行くと広々とした展望台があります。

これが素晴らしい眺めで、槍ヶ岳の穂先や鹿嶋槍などが見えます。
さらに乗鞍、御嶽、中央アルプス、北岳、仙丈岳などが並びます。
南八が岳は天狗の裏に隠れているようです。

ここから高見石までの下りは、石がごろごろして滑りやすくペースが上がらず、やや長く感じます。
高見石の標高は2250なので約250メートルの下りです。
写真は高見石からの白駒池・・・・森の中にポッカリ

その右手には今下ってきた大きな中山・・・・見るからに地味ですが、北横岳よりも高いことに初めて気が付きました。
休憩してトマトを丸かじりしてから、丸山経由で麦草峠へ。
丸山山頂までの標高差は100メートル弱で、麦草峠の標高は低い(2127)ので、ここも下りが長め。

中山や丸山の下りでは深い森が立派(写真は丸山の下り)
原生林の中を抜け出して麦草峠の明るい草原に出ました。
麦草ヒュッテでコーヒーを注文。
外のベンチで待っていると、益子焼のような厚手のカップに入って出てきました。
酸味が効いて美味しい。
飲むのは初めてですが、これがいつもの味なら間違いなくオススメの一杯です。

この先ピラタスロープウェイまでのコースを検討。
大石峠まで行き、そのまま登って茶臼山と縞枯山を越えるか、あるいは峠から左折して、オトギリ平→出逢いの辻→五辻と麓を巻くか?
黒百合平からここまで、石のごろごろした山を2つ越えてきました・・・・「ごろごろ」はもういいだろうということになり後者に決定。

この先、ピラタスロープウェイまで傾斜は緩やかで、殆ど水平歩行。
オトギリ平・出逢いの辻間は水平でも石がごろごろしています。その前後は草原のような道。


写真は五辻を少し過ぎたあたり。
麦草峠よりロープウェイの方が少し標高が高く、坪庭近くなると登り気味ですが、途中から一般観光客向けに木道が丁寧に敷かれて歩きやすくなります。
「森林浴展望台」というところで休憩。北アルプスから南アルプス北部がまだしっかり見えています。

ロープウェイに着いて、少し時間が余ったのでベンチで休憩。
昨日・一昨日とロープウェイが強風で止まっていたため、今日はその反動で人が多いとのこと。
バスに乗り遅れないよう、早めに下ることにしました。

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